不動産の種類による費用の違い

不動産の種類によって、売却時にかかる費用は異なります。主な不動産の種類と、それぞれの費用について解説します。

住宅 住宅を売却する場合には、以下のような費用がかかります。

• 仲介手数料
  不動産会社に売却を依頼した場合、売却価格に応じた仲介手数料がかかります。仲介手数料は、売却価格の約3%〜5%程度（売却価格により変動）です。
• 譲渡所得税
  住宅を売却した場合、譲渡所得税が課税されます。ただし、住宅を売却した場合でも、住宅取得から5年以内であれば非課税となる場合があります。
• 印紙税
  売却契約書や譲渡証明書などの書類に必要な印紙代がかかります。売却価格に応じた印紙代が必要となります。
• 測量費用
  測量が必要な場合、測量費用がかかります。測量費用は、物件の広さや地形によって異なります。

投資用不動産を売却する場合には、以下のような費用がかかります。

• 仲介手数料
  住宅と同様に、売却価格に応じた仲介手数料がかかります。
• 譲渡所得税
  投資用不動産を売却した場合、譲渡所得税が課税されます。ただし、住宅と異なり、非課税枠や特別控除がないため、課税対象となる場合がほとんどです。
• 物件管理費用
  投資用不動産を売却する場合、物件管理費用が発生することがあります。例えば、テナントからの敷金・礼金の返還、修繕積立金の返還、共用施設の解約などが挙げられます。

 

取引方法による費用の違い

不動産を売却する際には、買取りと仲介の2つの取引方法があります。それぞれの取引方法によって、費用のかかり方が異なります。

• 買取
  不動産会社が物件を直接買い取る方法です。買取りの場合、仲介手数料はかかりませんが、売却価格が市場価格よりも低くなることがあります。
• 仲介
  不動産会社が仲介する方法です。仲介の場合、売却価格に応じた仲介手数料がかかりますが、市場価格よりも高い価格で売却することができます。

買取と仲介の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ

不動産を売却する際にかかる費用について、不動産の種類や取引方法によって異なることが分かりました。自宅や投資物件など、不動産を売却する際には、売却価格以外にも様々な費用がかかることを念頭に置いて、計画的に売却することが大切です。